11月9日、日本人材機構代表の小城武彦様をお招きして、ラウンドテーブルカンファレンスを開催しました。
小城様略歴:
通商産業省 (現 経済産業省)、カルチュア・コンビニエンス・クラブ、産業再生機構を経て、現在は、「新しい人、新しい地方へ。」をミッションとする日本人材機構*で代表を務めていらっしゃいます。
「一流の社会人を丸く囲んで、少人数・双方向に学びを深める」というラウンドテーブルカンファレンスの趣旨のもと、当日は参加者の自己紹介の後、小城様の講演とQ&Aセッションが行われました。
「なぜ貴重な人生をなぜ今の仕事に使っているのか」
「過去の自分と比べて成長しているのか」
小城様のご講演はこの二つの問いかけから始まり、その後ご自身のキャリアとそこでの気づきを紹介してくださいました。
30代前半に同期が元気をなくしている状況に危機感を募らせ、自分の使命を“日本の人材の活性化”に定めたこと。
ベンチャー振興を担当した際、自らリスクを負ったことがないことに気づき、意を決してベンチャーに転職し、社長のカバン持ちから始めたこと。そこで気づいたオーナーが背負っている責任の重さと人を見抜く眼力の鋭さ。
地方のGDPが日本全体の6割を占める現状から、地方創生を日本の“課題”ではなく“希望”と捉え、地方と都会の人材流動化に取り組んでいること。
そして都会と比較して地方には事業の心臓部で、顔が見える距離感で手触り感のある仕事ができる魅力があるということ。
人生を歩まれる中で指針とし、自分に問いかけ続けているのは、ユダヤの教えである「お前はお前であったか」という言葉であること。
このように様々な気づきを共有して頂きました。
そして講演の最後には若い世代へのメッセージを頂きました。
冒頭の問いを考える際に重要となる、
自分の「使命」=「命」を「使」う対象を考えること
過去の自分と比較し、成長を検証すること
などをお伝えくださりました。
小城様の言葉一つ一つには重みがあり、参加者それぞれの心に響くものでした。
情熱あふれる語り口や、笑顔が絶えない場づくり、そして要所要所でキュッと場の空気を締める伝える力など、目の前に小城様をお迎えできたからこそ得ることができた学びも両手に抱えられないほどいただきました。
*日本人材機構
「日本人材機構は、大都市で活躍する経営人材と、地域に根づいた地方企業を結び、人材の力で地方を創生していきます。」(HPより)
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