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【開催報告】和歌山県立日高高等学校×JSBN出張授業「不安を楽しみに変えるお手伝い 〜話し合いの楽しさ、面白さを知ろう!! 〜」

2023年10月6日(金)和歌山県立日高高等学校(以下、日高高校)にて、出張授業を実施いたしました。和歌山県立田辺高等学校の先生からのご紹介で、日高高校の先生より依頼をいただき、同校では初となるJSBN出張授業実施となりました。


7月より約3か月間、各クラスの進路委員のみなさんとともにミーティングを重ねて参りました。


イベントのテーマ「不安を楽しみに変えるお手伝い 〜話し合いの楽しさ、面白さを知ろう!! 〜」も、生徒のみなさんがゼロから考えてくれました。このテーマには、10月末に文理選択を控えている生徒のみなさんが、グループでの対話を通して今感じている不安をクラスメイトと共有し、それを楽しみに変えて自身の将来にワクワクしてほしい、という思いが込められています。


進路委員のみなさんとJSBNメンバーとのミーティングの中では、「大学生になるのは楽しみだけれど、大人になるのはそんなに楽しみじゃない」という意見も出ました。そのような自分たちの率直な考えを、イベントのテーマやプログラムに盛り込んでくれたと思います。


当日は2学期中間テストが終わった1週間後ということで、ラストスパートの準備も大変だったと思いますが、進路委員のみなさんが頑張ってくれました。


イベントプログラムは、

①日頃の不安や悩みの共有

②①から1つを選び、それに対する解決策を考える

という2部構成で、いずれもグループに分かれて対話を行いました。

2時間弱という限られた時間で①②に取り組み、最後は模造紙にまとめて各クラスで発表しました。


日高高校の生徒のみなさんはとても明るく、グループ対話でも活発な意見交換が行われていた様子が印象的です。発表も、各グループの個性や特徴が垣間見え、生徒のみなさんもゲストのみなさんも、興味深く聞いていました。


また、今回は「ゲストと生徒との対話」ではなく、「生徒同士の対話をゲストがサポートする」という新たなゲスト参加の形でイベントを実施しました。ゲストには、地元和歌山県出身の方や日高高校の卒業生の方、また現役大学生や20代の方など、高校生と近い年代の方にも多くご参加いただきました!


今回は対面とオンラインのハイブリッド開催であり、イベント開始直後はバタバタしてスケジュールが少し遅れ気味でしたが、いつのまにかタイムスケジュール通りに進行されており、司会の進路委員のみなさんの調整力と機転の良さがとても頼もしかったです。


終了後のアンケートでは、7割以上の生徒のみなさんが「楽しかった」「満足した」と回答くださいました。また、個別の感想として、たくさんの前向きなコメントをいただきました!


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・みんなの悩みを聞いて共感した面がたくさんあった

・普段同級生と不安について話し合ったりすることはないので新鮮で楽しかったです!

・グループ内の中でも中々お話しする機会がない人がいたのでとても良い機会だった。

・思った以上にしっかりと打ち明けあえたし、ゲストの方がみんなにしっかりアドバイスをしてくれたので、楽しかった

・ひとりで考えるのではなくて、誰かと話し合いながらするから意見を出しやすかった。

・様々な人の意見を聞けたおかげで、今までの自分の考え方が変わりました。色んな人の話を聞けて良い機会となりました。

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生徒さんにとって、未来に対してポジティブな気持ちを持てるような、有意義なイベントになっていたら嬉しく思います。


最後に、今回サポートしてくださった和歌山県立日高高等学校の先生方、またご参加いただいたゲストのみなさまに、この場を借りて改めて心より御礼申し上げます。ありがとうございました。



【導入学校様からの声】和歌山県立日高高等学校の岩崎先生よりメッセージをいただきました!


10/6(金)に実施したJSBN出張キャリア教育プログラムに関して、担当の岩崎先生よりメッセージをいただきました。

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この度、始めてJSBNの出張キャリア教育プログラムを実施させて頂きました。1年生の科目・コース選択の際に、我々教員や保護者からの説明だけを聞いて考えるのではなく、もっと広い視点から将来や自分の生き方を考えて欲しいと思っている時にこの企画を知ったことがきっかけです。


今回、クラスから2名の進路委員を選出し、6クラス合計12名が実行委員として運営に携わってもらう形をとりました。進路委員とJSBNとの企画打合せの際に、「自分たちで話し合いをしたい」ということがテーマとなり、今回はゲストとの会話をメインにするのではなく、生徒同士が悩んだり困ったりしていることをグループで共有し、その解決策を考える際にゲストの意見をヒントとしてもらうという生徒主体で話し合う形式を各クラスで実施しました。


結果は大成功。普段じっくりと進路や成績などの悩みを話し合ったり共有したりする機会が無かった分、今回の時間の中で自身を見つめ直したり共感したりし、新しい気付きを得たり不安を楽しみに変える機会になったと感じました。そこにはやはり「イキイキとした生活を送るゲスト(社会人や学生)」との交流が良い刺激となっており、「第3の大人」の存在の大きさがあったと思います。


さらにこの企画を通して、進路委員の12名が本当に成長したと実感しました。打合せ開始当初は、なかなか自分の意見が言えず、沈黙の時間も多かったですが、回数を重ねるごとに発言も多くなり、自分たちの思いを形にしていくことができました。JSBNの運営メンバーの方々が、上手く進路委員の気持ちを引き出し、その思いを大切にしながらも的確なアドバイスで気づきを与えてくださったおかげだと思います。実施日の半月~1週間前には、責任感も芽生え、当日へ向けた最後の調整や準備を自分たちでしっかりと行えるようになっていました。企画当日には、スタート直後からPCのトラブルでオンラインのゲストが上手く参加できないことがありましたが、そのトラブルも無かったかのように臨機応変に運営を進められたことは、進路委員の自信にも繋がったと思います。


生徒達が今後の高校生活やその後の将来について前向きに考えることができるような場と出会いを作ってくださったJSBNの方々には本当に感謝しています。また今後もこの様な取り組みをしていきたいと考えています。



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