2023年9月15日(金)和歌山県立田辺高校で3回目のJSBNの対面xオンラインによるハイブリッド式出張授業を開催いたしました!
高校生活スタートして半年が経ち、部活、宿題、勉強で忙殺され何となく日々が過ぎていく中、文理選択を控えた高校1年生280名を対象に、進路のことや将来のことについて、友達の考えと大人の人の経験、考えを知ることで互いに視野を広げるということをテーマにし、10年後になりたい自分を考え、そこに向うための「行動宣言」をすることをゴールとしました。
イベントには、そんな生徒さんたちの思いに共感し、連休前の平日にも関わらず、22名の多様なゲストの皆様がお集まりくださいました。ゲストには、同高校の卒業生で現在大学生の方、各界で活躍している社会人の方で、うち13名は現地で参加頂きました。
イベントは各クラスごとに行われ、各クラスの運営担当の生徒さんが進行し、1限目はクラス全員とゲストによるトークセッション、休憩をはさんで、2限目は、1名のゲストに10名から15名程度の生徒というグループに分かれてのグループディスカッションが行われ、最後に行動宣言でアウトプットするという流れで行われました。
1限目のトークセッションでは、各ゲストが、高校から、社会人、今という流れで高校時代を振り返り、高校生活でやっておくべきことや、ターニングポイントなどについて経験を話し、その後、生徒さんから多くの質問などもあり和やかに進められました。最後に、クラス全体での集合写真をとり終了。
2限目では、ゲスト1名と生徒10-15名のグループセッションで、悩んでいること、不安な事についてのディスカッション、フリートークとして10年後、自分がどのようになっていたいか。
最後に、このイベントから得たこと各クラスでイベントで得た気づきや感想を発表してもらいました。参加した約9割の生徒さんからはイベントは大変満足であ「たくさんのことを知ることが出来た」「行動力を見習ってこれからは色んなことにチャレンジしていこうと思う」「友達の考え、普段話すことのない大人の考えが聞けて良かった」「文理選択について、将来についての不安が和いだ」といった感想が寄せられ、素晴らしいイベントとなったことが伺えました。
また、ご参加くださったゲストの皆様からも、「自分自身もすごく学びがあった」「”言葉が響いた”と言ってくれた生徒がおり、私の経験からでも高校生のためになることがあったんだと嬉しかっ」といったポジティブなコメントが寄せられ、ゲストの方々にも感動をお伝えした生徒の皆さんの頑張りにJSBN運営メンバーも感激しました!
今回の企画運営はオンラインで行い、14名の運営メンバーの生徒さんと先生と10回の運営ミーティングを重ねました。実施はオンサイト、オンラインのハイブリッドでしたが過去の経験が活かされスムーズな準備、開催を行うことが出来ました。
このイベントは、地域のFMラジオ番組でも取り上げられ、活動内容、運営生徒のインタビューが放送されました。サポートくださった田辺高校の先生方、お力添えくださったゲストの皆様に、この場を借りて改めて心より御礼申し上げます。
【導入学校様からの声】和歌山県立田辺高等学校 葺石先生よりメッセージをいただきました!
昨年、一昨年に引き続き、今年も開催させていただきました。今年も、昨年同様、企画から実施まで様々な場面で、JSBNの方々には、大変お世話になり、ありがとうございました。特に、生徒実行委員との打ち合わせでは、前日リハーサルも含めて10回以上機会を設けてくださり、イベントの計画から実施まで、様々な面でご意見を頂いたり、企画を実施する時に大切にする事など細かいところまでアドバイスを頂き、生徒達は0からイベントを企画する難しさに苦労しながらも、自分達でイベントを作り上げていく達成感を感じていました。実行委員の生徒達は、試行錯誤しながらもイベントを成功させ、一回り大きく成長してくれたことを嬉しく思います。
今年度も、高校1年生280名を対象に、実施しました。私達の学校は、東京、大阪のような大都市から遠方にあるため、交通の便も悪く、平日開催だったため、今年も、教室で生徒と対面して話して頂く方と、オンラインを利用してZoomで話をして頂く方のハイブリッド型で実施をさせて頂きました。
今年のテーマは「見える世界の広げあい~明日からの視野を0から1へ~」ということで、前半と後半の2部構成で行わせていただきました。
まず、前半はトークセッションということで、各クラスに3~4名のゲストの方々に入って頂き、「これまでの人生、道のりについて」ということで話をして頂きました。生徒達は、普段、親や教師以外の大人に触れる機会はあまりありませんが、多様なバックグランドをお持ちのゲストの方々の人生について触れることによって、多くの刺激を受けた生徒が多かったです。
後半は、アイスブレイクを挟んでグループディスカッションということで、対面式は生徒15名にゲスト1人、オンラインは生徒10名にゲスト1人という形式で行いました。テーマは「10年後、どんな世界になっていてほしい?」でした。実施後のアンケートを見ると生徒達は、「ゲストの方が一人ひとりの疑問に丁寧に答えてくださり勉強になった」や「ゲストの方に相談でき視野が広がった」などと、満足したような感じでした。他の生徒も、自己肯定感を高めた生徒や何事にも前向きにチャレンジする事の大切さを自覚した生徒が多かったです。
文理選択の時期を迎え、不安な気持ちや悩みを多く抱えた生徒にとって、とても貴重な時間となりました。ゲストの方々、JSBNの運営スタッフの方々には重ねてお礼申し上げます。また、今後ともよろしくお願いします。
和歌山県立田辺高等学校
進路部長 葺石 浩恭 教諭
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